DREAMS FM (76.5MHz)
エヌネッツ『経営お役立ち情報ラジオ便』
毎月第2月曜日13時15分~25分に放送しています
2024年12月12日
投稿者:野上 育彦
第27回 『企業経営者が知っておくべき商標権の重要性』
出演者:野上 育彦(中小企業診断士)
令和6年12月9日(月)13時15分~25分 ラジオ番組『ドリームス エフエムくるめ』放送!
DREAMS FM(76.5MHz)
今回のテーマは「商標権」
商標権は自社ブランドを守るための重要な権利です。
知らないと大きなリスクを負う可能性があるため、ぜひ経営者の皆様に知っておいてもらいたいと思います。
【 リスナーの声 】
① 商標権は早い者勝ちということで、ブランド定着をさせたい企業は先手を打つべきと思った。
② 商標・著作物の登録で海外での申請、海外勢が日本で似たようなものを出してきたときの対処が知りたい。
【 質問者への回答 】
商標の保護はそれぞれの国で商標登録する必要があります。
日本の企業が外国で商標を保護するには、その国で商標登録の手続きが必要です。
日本で登録している商標でも、外国で使用すると、その国にある商標権を侵害する可能性があります。
反対に外国の企業が日本国内で商標を保護したい場合は日本の特許庁に出願する必要があります。
日本国内における外国からの模倣品対策としては、日本で商標登録することが考えられます。
海外で商標登録する方法には
①国ごとの特許庁に直接出願する方法
②国際条約(マドリッド協定議定書)を利用した国際出願(通称、マドプロ出願)により複数国に対して一括出願する方法
があります(引用:事例から学ぶ商標活用ガイド 経済産業省 特許庁)
【参考】
マドリッド協定議定書による国際出願について(初めての方へ) | 経済産業省 特許庁
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/madrid/seido/madopro_beginner.html著作権は、商標権や特許権などと違い、著作物を創作した時点で自動的に発生します。
権利取得の手続きは必要ありません。
しかし法律関係を明らかにしたり、出版の取引の安全を確保する等のために著作権登録制度があります。
諸外国にも著作権登録制度のある国もあります。
【参考】
著作権登録制度 | 文化庁
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/toroku_seido/いずれにしても、難しいことばかりですね。
知的財産に関することは「INPIT 福岡県知財総合支援窓口」へ相談することをお勧めします。
INPIT福岡県知財総合支援窓口
https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/fukuoka/